ココがポイント
輪廻転生は人間の精神的次元上昇の過程です。
重要なことは、今ここで、生きている、現実の自分の精神的次元を上昇させることです。
輪廻転生とは
輪廻転生(りんねてんせい、りんねてんしょう)という言葉があります。
輪廻転生は死後に魂が生まれ変わり新しい人生を生きるという宗教的、哲学的思想です。
人間には魂があり、魂は死後も永遠に存在し、どこかでまた生まれた人間に宿るというものです。
生まれてきた時には前世の記憶はないとしています。
最近では他世界の宇宙までにも拡大解釈し、魂は輪廻転生するというのです。
仏教での輪廻転生
仏教では六道輪廻と言う、生前の行いによって地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道に生まれ変わるとする流転型です。
仏教では生前の行い(業、カルマ)によって6つの世界のどれかに転生するというのです。
リインカーネーション型の輪廻転生
現在では19世紀中ごろフランスで心霊主義から生まれたリインカーネーション型が支流です。
そこには近代思想や進歩主義的な、自分の運命は自分の理知的な意思と選択によって自らが決定するという考え方が背景にあり、輪廻転生と自己の進歩や進化が結びついた考え方になっています。
魂は輪廻転生によって前世のカルマを解消するために魂の進化を続けて何度も新しく生まれ変わりカルマを解消するとされるのです。
カルマは魂の進化のための乗り越えるべき課題であるという意味合いを持っています。
魂はカルマの解消による個の魂の進化によって、宇宙全体の進化を促し、完全なる神の存在に近づくということを目的に輪廻転生しているという考え方です。
カルマの決まり方は、生まれる前に解消すべき課題を決めてきており、この課題がカルマです。
カルマを解消するためにグループソウルと呼ばれるいくつかの魂と同じタイミングでこの世に生まれ、お互いにかかわり合いながら課題を乗り越えていくのです。
今世が辛いと言って逃げ出してしまい課題を怠ると、来世でもう一度同じ苦しみを味わうことになります。
今世でカルマを解消してしまえば次に生まれ変わった時には、今体験している課題を再体験することはないとするのです。
輪廻転生は魂がカルマを背負って転生していき、前世や今世よりも高い段階の魂に進化させていくという考え方であるが、魂の修行を行うために現世に人間は生きているという考え方で成り立っているのです。
この輪廻転生の考え方は魂が転生するたびに神へと近づいていくことが理想なのです。
つまり、輪廻転生とは、人間が精神的次元を上昇させながら、精神(魂)を転生させ、「神」に近くなっていくと言うことなのです。
「魂」の宿る場所
魂の宿る場所は一体どこにあるのでしょうか?
人間の魂の宿る場所は、まだ解明はできていませんが、私は脳にある松果体の中にあるのだと思います。
バチカンにある「松ぼっくり」も「松果体」を表しているようです。
「魂」や「精神」と言うのは人間の目には見えないため、様々な解釈があります。
私は「魂」コール「精神」であると思っています。
人は生まれた時にこの松果体に魂が宿り、成長していくにしたがって魂が人間の精神を作っていくのです。
そして、魂が輪廻転生して、アセンション(悟り)していくのです。
スピリチュアルでは松果体は第六チャクラの位置にあるとされています。
人間の五感に対して第六感とも言われます。
昔の人間はこの松果体が活性化しており、第六感が十二分に働いていたが、現代人は松果体が酸化して石灰化が起こってしまっており、第六感が働かなくなっているのです。
松果体
松果体はケイ素が主成分で出来ています。
そのためケイ素を体内に積極的に取り入れることが現在では推奨されています。
また、ケイ素はコラーゲンの生成に必要な物質であり、骨や髪、肌、爪などを美しく保つためのアンチエイジング効果のある要素の一つに数えられているのです。
ケイ素を含む食品
・穀物類
玄米、カラス麦、キビ、大麦、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ等
・海藻類
青海苔、ひじき、アサリ、わかめの茎、メカブ等
・野菜類
赤カブ、アスパラガス、バナナ等
・番茶
・ミネラルウォーター
フィジー島の天然水、霧島天然水シリカ等
是非これらの食品からケイ素を取り入れましょう。
ケイ素には鉱物性ケイ素と植物性ケイ素があります。
鉱物性のケイ素には毒性があるため、摂らないほうがいいので、できれば食品から摂るようにしたほうがいいと思われます。
水晶と松果体とスピリチュアル
昔から、占いに使っている水晶はケイ素でできていることは周知の事実です。
松果体もケイ素を含んでいます
水晶は昔からスピリチュアル系で使われています。
時計の振動子にも使われており、圧電効果を利用して安定的な振動数を起こさせて、この性質を利用して水晶時計や各種発振器が作られているのです。
量子力学においては粒子の二重性ということで、物の粒子は波動と粒子の二面性を持っており観察することによって波であったものが粒になるとされ、この曖昧さがスピリチュアル的となっています。
この量子力学における二重性をスピリチュアル系でも利用し、「松果体」と関連付けて、波動を上げて次元上昇するということに利用しているようです。
波と粒子の二重性と言う事実は極めて不可解であり、スピリチュアル的です。
スピリチュアルビジネスにとっては、「渡りに船」です。
利用しない手はありませんね。
古代宇宙飛行士説とスピリチュアルビジネス
古代宇宙飛行士説よれば、アヌンナキが神と呼ばれるエイリアンのDNAを人間に移植し、人間の脳に松果体を作ったとされています。
この松果体の主成分はケイ素です。
ケイ素で出来ている松果体には発振器の役割があり、宇宙からの様々な信号を受けることができるとされるのです。
スピリチュアルでは、この古代宇宙飛行士説や、この量子力学の粒子の波動の振動の共鳴を利用して、人間の松果体から出る波動の周波数と粒子の波動の周波数を同調させれば、宇宙人とのテレパシーでの会話や、時空の移動やあらゆるスピリチュアルの現象が解決できる、という理論がスピリチュアル業界を覆っているのです。
波動には、良い波動、悪い波動、高波動、低波動、強波動、弱波動などがあり、大体は高いポジティブな波動に自分を置くことが魂の次元上昇にはスピリチュアルでは重要であるとするのです。
スピリチュアルでは、魂や精神は見えないものなので、様々な考え方が蔓延しているのです。
人間は弱いので、現実逃避をしたいという衝動がたびたび襲います。
そんな時、スピリチュアルビジネスの思う壺となってしまうのです。
何を信じればよいのか?
では私達はいったい何を信じればよいのでしょうか?
例えば言葉というものには、様々な言語があります。
どのような言語においても、嘘を言うことも、真実をいうことも可能なのです。
人間は、自分はいったい何を信じればいいのか、疑問に思う事が多いのです。
これが人間の迷いなのです。
この迷いを利用してスピリチュアルビジネスが横行するのです。
重要なのは自分を信じるこというです。
自分自身を信じること
何を信じるのか、それは自分自身を信じるということです。
自分自身を信じる、つまり自分の「良心」を信じることです。
自分自身の中にある「良心」と言う一番「神」に近い部分を信じることです。
なかなか自分を信じるということは難しいかもしれません。
そこで、自分の精神的次元を向上させなければならないのです。
人間はこの「魂」と言う精神的次元を向上さてていくために生まれ、輪廻転生し、「神」に近づいていくものなのです。
「輪廻転生」と言うのは、人間の精神的次元を上昇させていく過程なのです。
だから、今ここでの、現実の現在を自分の「良心の声」を聴いて、何をすべきか考え、その場その場の「意味」を発見し、決断し行動していかなければならないのです。
人間の自由と責任
しかし、ここにきわめて重要な事柄があります。
それは人間の自由と責任と言う問題です。
フランクルは人間は自由ではあるがそこには責任が伴わなければならないとしています。
その責任は神に対しての責任なのです。
人間一人一人には、良心があり、その良心こそが自分自身の神なのですから、その神と対話し、自分の神を信じ、意味や価値の世界であるロゴスの中から、自分の信じた意味と価値を見出し(フランクル)、決断し行動し、各個人の精神的な次元の上昇を目指て行く必要があるのです。
それが人間一人一人の個人的な使命なのであり、この精神的次元上昇なのであり、アセンションなのです。
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輪廻転生し、魂の波動を上げるには、修行僧のように瞑想にふけ、雑念を払い、無になる、一日一善を行う、困っている人を助ける、というようなことがあげられます。
そして、最も重要なことは、前世のカルマがどうの、こうのという前に、一人一人の人間が、日々生きていることに感謝して「今ここ」という現実の中を現在、自分がどのような状況であれ、一生懸命に、自分のできる範囲内で善を行い生きることなのです。
そのことが人間のアセンションにつながり、神が人間に与えた試練なのです。